【仮想通貨】Power Ledger(パワーレジャー)について。将来性や今後の活動は?

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Power Ledgerは分散型のエネルギープラットフォームです。

Power Ledgerのプラットフォーム内で流通しているのがPOWRトークンです。

 

Power Ledgerのプラットフォームを利用すれば、太陽光、風力、水力、地熱やバイオマスなどの電力をPeer to Peer(以下P2P)で取引することができます。これはどういうことかと言うと、ソーラーパネルを設置している家庭が余剰電力を売るときに、例えば東京電力のような電気事業者を通さずに隣の家などに直接売買できるようになります。電気事業者を通さずに売買できるので余計な手数料(電力の場合に託送料等)が発生しなくなります。その為、売る側はより高く、買う側はより安く、電力を取引をすることが可能になります。

 


Power Ledgerの概要

 

Power Ledgerの特徴

電力のP2P取引

従来の電力供給は巨大な電力事業者から作られた電力を、送電線を通じて一方通行で消費者に届けられてきました。

Power Ledgerは将来の電力供給は一方通行だけではなく、一般家庭や企業が生み出した電力を相互に売買できるようになると考えました。Power Ledgerは複雑な電力取引をブロックチェーン技術を用いることで、透明性が高く、消費記録が改ざんされることなく、またリアルタイムでの取引を可能にしました。

さらに、POWRトークンはEthereumベースなのでスマートコントラストの機能を搭載しています。そのため、複雑な電力取引も瞬時に執行され、その記録は永久に残ります。

 

2種類のトーク

Power LedgerにはPOWRSparkzの2種類のトークンが存在します。

POWRはPower Ledgerのプラットフォームを動かすためトークンであり、価格変動が大きすぎるため、電力の決済には不向きという難点があります。
そこで、実際に電力の価格を反映させたトークン、Sparkzを利用します。POWRをSparkzに替えて取引を行います。これにより、安定した価格になり、また取引所間の金額の差異などを最小限にしようとする考え方です。

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  • 既存の電力供給の図(左)
  • 未来の電力供給の図(右)

 

 

 

10個のアプリケーション

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Power Ledgerは10個のアプリケーションを開発、または開発中です。

上の画像を見てみると、左側にはFully DEvelopedP2P Trading」があります。これは既に開発が終わっており、実用段階にあります。

次に真ん中のBuilt & Being Testedには4つのアプリケーションがあります。これは完成されており、試験運用中です。

最後に右側のUnder Developmentには5つのアプリケーションがあります。これは開発中のものになります。

 

この中からPower Ledgerの鍵となるものを見ていきたいと思います。

 

P2P Trading

すでに何度か登場していますが改めて説明します。というのも、P2PはPower Ledgerの根幹となるべき事業だからです。

現在の電力供給は巨大な電力会社から作られた電力を一方通行で供給してきました。しかし、Power Ledgerのプラットフォームを使うことで、A家の太陽光発電で作られた電力をB家に直接売ることができます。この際、真ん中に電力会社を通さないので、余計な仲介手数料を取られることがないのです。

もちろん、これが可能になるには電力売買のインフラが整っていることが条件です。

一般家庭の太陽光発電の売買は現在も行われているので、Power Ledgerのこの仕組みを組み込むのはそこまで難しいことでなないのかもしれません。

今後の各国の電力会社との共存は大きな鍵になると思います。

 

と、言ってもPower Ledgerは既に関西電力と協力してのP2P取引の実験を行ってるみたいなので、心配はいらないのかもしれません。

 

 

Embedded Network/Micro Grid Operator

次に上の画像の真ん中の一番下にあるアプリケーションを見ていきたいと思います。

Embedded Network/Micro Grid Operator

なんだか難しい英語が並んでますが、ここではMicro Grid Operatorについて考えていきます。これは先に述べたP2P Tradingとも大きく関連してくるので、非常に大事にアプリケーションだと思います。

 

Micro Grid:マイクログリッドとは

 

マイクログリッドとは、巨大な電力会社が発電する電力に頼らず、地域内で電力を供給し地域内での電力の地産地消を目指すネットワークのことを言います。電力の供給減には主に太陽光、風力、バイオマス発電などが利用されます。

この電力の地産地消を目指すマイクログリッドはPower LedgerのP2P取引にはとても相性のいい取り組みだと思います。地域内で作られた電力をP2P取引を用いて瞬時に売買できるようになると、より利便性が向上しそうですね。

 

実際にマイクログリッドを導入している地域が日本にあります。

場所は沖縄県宮古島の南西に位置する「来間島」です。島内の住宅などに太陽光パネルを設置して電力の地産地消の取り組みを行っています。

詳しくはこちらの記事から↓↓

www.nikkei.com

 

 

開発がとても活発

2017年2Q:Indra社と提携
世界的に有名な技術プロバイダーIndraとパートナーシップを提携

 

2017年3Q:Synergy社と提携

 

2017年11月:オーストラリア政府から助成金を受ける
Power Ledgerはオーストラリア政府から助成金を受けています。これはブロックチェーン技術を使用して分散型エネルギーと水資源システムを統合したプロジェクトを対象としています。Power Ledgerは総額800万オーストラリアドルの一部の支援を受けています。

 

2018年4月:関西電力と共同で電力のP2P取引の実験検証

 

2018年10月:Extreme Tech Challengeで見事優勝!

 

2019年には小口投資家の為のAsset Germination Eventsプロジェクトを発表

 

こちらの記事にも詳しく書いてます↓↓ 

neginegimam.hateblo.jp

 

 

これだけ上げてきましたが、まだまだ沢山の国や企業と提携を結んでいて、全ては書ききれないほど活発的に開発しています。日本の関西電力はPower Ledgerのような新興企業と提携結ぶのは珍しい気もします。それほどブロックチェーン技術と電力は相性がいいのかもしれません。

 

将来性

Power Ledgerの将来性は抜群だと思います。
数多くの国や企業と提携を結んでいますし、賞もいくつも受賞しています。また共同創業者の一人であるDr Jemma Green世界で最も影響のある女性100人に選ばれています。

また電力とブロックチェーン技術の開発は世界的に進んでいます。アメリカではGrid+が、シンガポールではSP Groupがそれぞれ開発を進めています。

将来的には個人や企業が発電した余剰電力をP2P取引で直接売買し、足りない電力は東京電力のような卸売り企業から購入する時代がすぐ来るかもしれません。その時のためにPower LedgerのPOWRトークンを買っといても損はなさそうですね。

 

POWRの購入方法

日本の仮想通貨取引所では購入できません。
海外取引所のBinanceで購入することができます。

 

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