【Powerledger】小口投資家向けのプロジェクト「Asset Germination Events」を発表

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ブロックチェーン技術を用いて再生可能エネルギーの普及を目指すPowerledger国際再生可能エネルギー機関(International Renewable Energy Agency)の「パリ協定にある2050年までの温室効果ガスの削減目標」の達成のため、いち早く動きました。

削減目標(細かい数値は国により異なるので割愛)を達成させるためには現在の6倍近いスピードで再生可能エネルギーを普及させていかなければいけません。6倍近い再生可能エネルギー市場の普及には投資が必要不可欠になります。そのため、Powerledgerは新しいプロジェクトを発表しました。その名も

Asset Germination Events(以下AGEs)

 

Asset Germination Eventsとは

AGEsでは、ブロックチェーンと仮想通貨の技術を用いて、再生可能エネルギープロジェクトに参入するための新しい資金源を提供します。AGEsを利用することにより、2019年には日常的にエネルギーに投資をすることができ、さらに共同所有することができます。

 

再生可能エネルギーへの投資は年々増加傾向にあります。

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しかし、収益性の高い、高性能なソーラーファームの配備は小口投資家にはなかなか参入するのは難しいのが現状です。そこでPowerledgerのAGEsでは投資すべき最低限度額を大幅に下げることにより、一般の方たちが再生可能エネルギーの高付加価値資産の投資に簡単に参入できるようになります。

例えば、A社が1000億円規模のソーラーファームの建設プロジェクトを構想した場合、AGEsを利用すれば銀行や大口投資家からの資金調達ではなく、我々一般人たちからの投資でも資金調達が可能になります。 私たち一般人は何百万単位の投資はなかなか難しいですが、AGEsを利用すれば数万単位での投資が可能になるはずです。投資できる最低限度額が正式に決まっていない(おそらくプロジェクトの規模次第で変動する?)ので、いくらから投資できるかはまだ分かりませんが、大幅に下げることを掲げているので参入しやすい価格に落ち着くと思います。

そして、A社がAGEsで集めた資金を使いソーラーファームができた暁には、電力発電で得た利益で投資家に還元することになるでしょう。

 

今後

例えば長崎県宇久島で開発が行われているメガソーラー発電計画の総工費は約2000億となっています。これだけの費用を集めるのは至難であり事実、株式会社九電工、京セラ株式会社、SPCG Public Company Limited、東京センチュリー株式会社、古河電気工業株式会社、坪井工業株式会社、株式会社みずほ銀行、株式会社十八銀行の企業によりこのプロジェクトが構想されています。このプロジェクトは2013年に発表され、2018年にようやく着工される予定です。(賄賂などの問題がありました)

 

現状、再生可能エネルギー市場は狭き門です。設備投資の資金や採算性などなかなか手を付けにくい市場だと思います。しかし、今後の地球環境を考えると化石燃料に依存するのではなく、再生可能エネルギーで幾分か賄わなければならないと思います。 PowerledgerのAGEsはその大きな担い手になると信じています。AGEsが成功すればAGEsを利用したい企業が増えてくるはずです。

今後の開発状況の告知が非常に楽しみです。